【今週のお題】本を読んで、自分が何をするのかが大事
今週のお題「読書の秋」
私自身は本が好きで、年100冊程度読んでいます。ブログを書くきっかけも、本を読んで、記録や自ら発信することが大事だろうと思って書いています。
例えばショウペンハウエルの読書について、渡部昇一訳には読書を「グレープフルーツを食すこと」に例えて「読書は無駄が多いけど大事なことだ」としています。グレープフルーツなんてのは水分とビタミンCが主な要素だから、グレープフルーツを食べなくても水分とビタミンCを点滴で取ればそれで良いのでは無いか?という問いに対して、それは否だとしている。
グレープフルーツは黄色い皮がある。黄色という視覚、甘酸っぱい香りの嗅覚、皮を手で取る触覚、身は一つ一つ粒になっていて、味覚を刺激し、身を胃に入れることで胃を育てる、腸を育てる。グレープフルーツの要素は水分とビタミンCくらいだけど、それでも体の成長を促すためには水分とビタミンCだけではダメで、グレープフルーツという個体が大事であると言っています。
例えば見城徹「読書という荒野」では、本を読んだだけではダメ、本を読むことで正確な言葉を身につけることで深い思考が育ち、深い思考がなければ人生は動かない。そして動くのは自分自身だと諭してくれます。
ビジネス書でも、小説でも、読んだら読んだなりに知識も身につくし、考える力もつく。無駄だと思えても、本を読む時間は気づきにくい何かを与えてくれていると思います。そしてその力を得て、自分が何をするのかが大事だと思います。読んだだけではなく、考えること、行動に移す。私自身の自戒です。