3児パパの記録

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年金開始年齢70歳時代に備える

日本経済新聞web版の記事を読みました。


このような記事は興味深く、いつもじっくり見てしまいます。いくつか抜粋してみます。

――基礎年金部分の半分は税で賄っていて、それでも足りなくなって、過去の積立金を取り崩しているわけですね。この現状を見ると、不安になりますね。

岩崎 経済学者がいろいろな試算をしていますが、学習院大学の鈴木亘教授の試算によると31年には厚生年金の積み立てが枯渇し、35年には、国民年金の積立金が枯渇してしまうという予測です。

この手の話は基礎年金とか積立金の意味するところを正確に捉える必要がありますが、他のメディアでも、現行年金制度は近い将来に維持できなくなるのでは?という評価は間違ってはいない、といった印象を受けます。ではどうすればいいのか?

岩崎 一番大事なのは心構えです。他人に頼らない。自分の生活は自分で守るというスタンスです。まずは、老後に、いったいいくら必要かを見極めて、必要な金額を働けるうちにつくっておかなければいけません。

「いくら必要か見極める」という行為が難しい!将来の支出がどの程度あるのか。記事では具体的な例を挙げていました。
一方、サラリーマン世帯では、1階部分の老齢基礎年金に加えて、2階部分の老齢厚生年金も支払われます。厚生労働省のモデルケースに従えば、夫に16万5000円、専業主婦に6万6000円の年金が支払われますので、これを全部足し合わせていくと、合計で7200万円になります。足りないのは2800万円ということになります。
岩崎 サラリーマンの方は、退職金を含めて結構ですから、退職までに3000万円ほどの金融資産をつくることを目的にしてほしいです。このくらいあれば、何とかなります。

なるほど。これならイメージしやすい。ただし住宅ローンも考慮しないといけない。子供たちを送り出して、更に3000万円程度の資産をもつ、、って相当大変でしょう!?うーん、なんだか目が回ります。