3児パパの記録

書評、ガジェット、サックス、子育て等、日々思う事を書きます

教える技術とはどのような技術か?

私は技術系の会社を10年以上勤めていまして、ぼちぼち部下や新人と共に仕事しています。仕事を素早く、効率的に進めるためには、部下が早く一人前に成長してほしい。自分が楽するためにも。私が楽になれば、また別の仕事に着手しやすくなり、組織として効率化を図れます。

部下は人間なので千差万別。教えて育てるというのは大変難しい。そこで石田淳著「教える技術」という本を読みました。この本は教育について「自分の行動を分析し、知識と技術に別けて、それぞれについて具体策を提示せよ」というように考えられています。私の手帳に記した本のメモを記します。
 
 

知識と技術をわける

知識とは、聞かれたら答えられること。わかること。
技術とは、やろうとすればできること。
 
できる人の行動を分解する。
部下の知っていること(知識)とできること(技術)を把握する。テスト等で確認する。
指示や指導は具体的な表現に言語化する。感覚はわからない。身につけさせたいなら明確にする。
 

具体的に必要なこと、行動分析学の定義

  1. Measured 計測できる。
  2. Observable 観察できる。
  3. Reliable 信頼できる。
  4. Specific 明確化されている。

この4つを満たさないものは行動ではない。例えばコミュニケーションを取るはバツ。3ヶ月に一度電話して感想を聞く、2週間に一度メルマガを送る、というように具体的に。

その他

やらなくて良いことを明確にする。リスト化。
「わかりました」をあてにしない。復唱させる、レポートを書かせる。成功、失敗パターンを考えさせる。
行動に対して褒める。
 
 
 
以上、メモした内容でした。
改めて読むと考えさせられます。行動を細分化して、具体的な行動を示す。特に最後の「行動に対して褒める」は大切だと思いました。私に足りない点だなあと思いました。
行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術

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