3児パパの記録

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【書評】原田マハ「奇跡の人」:献身な教師と盲目生徒の努力に大泣きしました

この本、良いです。内容紹介をamazonから以下引用します。 

アメリカ留学帰りの去場安のもとに、伊藤博文から手紙が届いた。「盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女」が青森県弘前の名家にいるという。明治二十年、教育係として招かれた安はその少女、介良れんに出会った。使用人たちに「けものの子」のように扱われ、暗い蔵に閉じ込められていたが、れんは強烈な光を放っていた。彼女に眠っている才能を開花させるため、二人の長い闘いが始まった―。著者渾身の感動傑作!

正に感動傑作と思いました。教師冥利に尽きるのでしょうね。明治時代、まだまだ男尊女卑が残っている時代の帰国子女の女性教師が、盲目の少女に真っ向正面から向かい合って、生きることを教えていく物語です。生きることの大切さ、教育の素晴らしさ、盲目であっても力強く行きていく生命力。書店店頭でオススメと表示されていて、それに釣られて購入したのですが、いやいやほんとに良かった。私自身は大泣きしました。

原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」も良いです。本日は〜が好きで、奇跡の人に出会いました。両方ともお気に入りの本です。