SOSの猿を読んだ。張り巡らされた伏線がスゴイ。
読みました。最近は伊坂幸太郎さんの作品を中心に読んでます。伊坂作品は伏線の数が多く、そして近年は主役が持つ特殊能力が面白いのです。
西遊記の要素を取り込んで、ミステリー感覚を掘り下げている。
猿がたくさん登場する。
ここで猿とは、孫悟空と、その身外身。身外身って何か?とは、西遊記または本書を読めばわかります。猿の話、語り口調はドラマのナレーターです、ちょっと安っぽい感じのナレーター。
特殊能力!
これは伊坂作品には欠かせない要素だと思います。助演(私的には主役と思う)の二郎真君の能力は相手の心が絵画のように見える能力。孫悟空は未来を予測する能力。日常では考えられない能力が、物語をおもしろくしています。
読後の感想は「うーん、なかなか深かった」といった感じ。星5つ!
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/11/22
- メディア: 文庫
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