3児パパの記録

書評、ガジェット、サックス、子育て等、日々思う事を書きます

アヒルと鴨のコインロッカーの時間軸に揺さぶられた

伊坂幸太郎さんの伏線は毎度驚かされる。綿密にミステリーの伏線を張って回収するのだか、アヒルと鴨のコインロッカーは読者を時間軸で揺さぶり、はじめは物語の軸が掴みにくかった。過去、現在と行き来して、最後は過去の状態で未来を予測し、回収する。すばらしい伏線。

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よかったところ。
  • 神様を閉じ込めるという発想、シーン。
  • 河崎の男前ぶり。ドルジが装った伏線。
  • 誰が主役かわからないところ。物語に途中参加するという発想。
しばらくしたらまた読んでみたい本でした。
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)