【iPad楽譜】アプリPiascoreの様子
Piascoreというアプリを使って楽譜を見るようにしています。このアプリは演奏者の要望をよくわかってらっしゃる。楽譜を取り込みやすく、書き込みやすく、ページ移行や拡大縮小登録もできます。上の写真は楽譜を表示した状態。鮮明です。(照明が映り込んでしまってますね。。)
楽譜の取り込み方はいくつか方法が用意されてます。カメラアプリで撮影して取り込むか、スキャナでPDF化して取り込むか。私は後者を取ってます。家にあるCanonのプリンタのスキャナ機能を使ってスキャンして、プリンタから直接GoogleDriveへ転送。iPadのPiascoreからGoogleDriveにあるPDFを取り込む。結構簡単でした。
Piascore自体は多機能です。メトロノーム、チューナーも備え付けあり。なかなか良いです。
唯一厳しいのは、スコアの表示です。私の楽譜が大量に増えた原因として、最近、吹奏楽の指揮をしており、スコアを使うようになったためです。。。
さてスコアは段数が多くて音符が小さくなるので、ちょっと辛いです。9インチiPadはなかなか厳しい。スコアは12インチが良さそうです。
【iPad楽譜】まずはiPadを調達してみた!
持ち歩く楽譜の量が多くなったため、思い切って電子化してiPadへ移行することにしました。調べてみると12インチのiPadproが良さそうなのですが、10万円超は高く感じてしまいます。1サイズ小さくて、安くて、かつApplePencilで書き込みできるモデルが、2019年春現在販売中のiPad第6世代でした。お値段37800円。さらにAppleの整備品を探して、同じモデルで31800円で販売していましたので、即購入。最新モデルをお安く調達できました。ApplePencilも購入しました。このサイズのiPadの持ち運びは、重すぎないので苦にならないです。最新モデルなので性能も問題なしです。
ApplePencilは触り心地が良いです、すべすべなので滑り落ちる心配もありますが、心配を超えて、愛でてます(笑)
【CD】アルモサクソフォンクァルテット「四重奏の日々Part I」:精密なアンサンブル、音程。クラシックサックスのお手本の1枚。
1992年頃の作品。90年代前半はレコードに代わってCDが絶頂の時代で、専ら移動音楽のメインはソニーの「ウォークマン」でカセットテープが使われていました。MDは登場していてもまだまだ使われていない。この時代はクラシックサックスの音源は数少なく、もちろん吹奏楽の音源も少なかった。そんな中のリリースでした。耳に穴が開くほど、当時の表現で言うと「カセットテープが擦り切れるまで」聴きました。インターネットなんて無い時代、情報もほぼ流通しておらず、CDのライナーノーツが全てといった状況下。ただ素晴らしいことは、このクァルテットのアンサンブルは非常に精密で、美しい。マイク1本での録音とのことで、最近のスタジオ録音とは音響効果もだいぶ違います。初めて聞くともしかしたら臨場感について「?」と思うかもしれませんが、色々な選択肢があって良いと思います。編曲も素晴らしい。私はバーレスクが好きで、今でも聴きますし、勉強になります。30年前と比べると音楽や楽器の状況はだいぶ変わりました。それでも変わらない美しさがこのCDにあります。アルモサクソフォンクァルテット自体は解散してしまいましたが、私は尊敬してます。特に私は栃尾さんが奏でるバリトンサックスが好きで、当時と楽器は変わっていますが、音楽は大好きです。これからも聴き続けると思います。
【CD】天満敦子「シャコンヌ」:バッハも凄い、エックレスには言葉もいらない。。。。
バッハのシャコンヌは色々な人が演奏しています、それこそYouTubeには沢山アップされています。バイオリンのみならず、サックスの演奏例も見つかります。そんな中、天満敦子さんのシャコンヌは、私の大のお気に入りです。照明を落とした暗い部屋で、良いスピーカーを繋げて、黙々と聴く。MP3ではなくて、CDで聴くのです。Amazonの商品説明を以下引用します。
舞台で燃えるタイプの音楽家と言われているが,数々の録音の方が彼女の魅力をよく伝えているようにも思う。このCDもそう。独特の粘り気ある歌いまわし,どこまでもしなやかに鳴り続ける楽器。耳を引きつける凄さがある。バッハは会心の出来。
書いてあるように「独特の粘り気」。独特かどうかは、私にはわかりませんが、粘り気はわかる気がする。べたっとした粘り気ではなく、さらっとした粘り気。さらっとした粘り気って矛盾する言葉かな?。。。シャコンヌよりも同CDにあるエックレスのソナタは正に「粘り気」という言葉に当てはまる音です。私のサックスに影響頂いた音楽です、何回聞いても唸ってしまいます。
【指揮棒】ケースをミシンで自作しましたが、やはり素人技でした。
指揮棒のケースが欲しい。
楽天やAmazonで色々調べたのですが、良いのが無い。ならば自作してしまえと思い至り、自作することにしました。
材料は布、マジックテープ、以上。
あとは切ってミシンで縫う。わたくし、ミシンなんて中学校の家庭科で試しに扱ってみたくらいのもので、ほぼ素人です。妻のミシンと説明書を見ながら、糸を通して、直線縫いや纏い縫いをテストし、作りました。ミシンはジャノメのミシン。ミシンてすごいのです、縫い方も指定できるし、針への糸通しも簡単にできる。すごいもんです。
ミシン素人の私が、ミシンと格闘すること4時間!できあがったケースはこちら。
なにこの布は。。。はい、布を買うときに、子供に「好きに選んで良いよ」と言ったらこの布になったのです。猫です。まあ、かわいいです。でも、良い年したおっさんが手にするのは、ちょいと恥ずかしい。
マジックテープで止める仕様です。まあ、縫い方は雑だし、サイズも適当だし、こんなもんです、素人ですから。もっと上手く作りたかったですが、これはこれで良しとします。わたくし、がんばりました。自分で自分を褒めてあげて、今日は祝い酒します。
【サックス】漆で色鮮やかに塗られたサックス
昨年12月の日本経済新聞の記事に漆塗りのサックスが登場していました。ペンキ塗装のサックスは知ってますが、漆塗りは知らなかった。鮮やかな色で、豪華な感じが出ています、良いですね。
いつも不思議に思うのですが、漢字で「音色」と書く表現は的を射ているというか、うまいこと言うもんだなと思うのです。音に色ですから。普通だったら「音に色なんか無いだろう!」とツッコミしても何ら不思議では無いです。でも、色なんですよね。音の色。同じ楽器、同じ楽譜を演奏しても、演奏者によって「音の色」は違うと表現します。確かに、違うのです。工学系では周波数や振幅が違う、という回答なのかもしれませんが、そんな理論や現実を通り越して「音色が違う」と表現するわけです。更には「良い音色」「心地良い音色」「合わない音色」と、抽象的表現に抽象性を上塗りするような行為が横行していますが、慣れてるせいもありますが、不思議と違和感は無いのです。
漆塗りのサックスも然りでしょうね。漆塗りらしさの音色があるのでしょう。是非聴いてみたいものです。
【CD】ディズニーオンクラシック:いい仕事している感じが素敵です。
わたくし。大のディズニー好きです。かれこれ20年以上は、毎年必ず1回以上は行ってます。
ディズニー音楽は数の多さだけでなく、内容もとても良いです。よくもこんなに多くの名曲が出るのだなと感嘆しています。そんな中、ディズニーオンクラシックは毎年開かれていてCDもたくさん出ている訳ですが、私は初期の作品が好きでよく聴いています。特に「イルミネーションズ」。打楽器がいい仕事していて、カッコいいです。ネット検索すれば楽譜出てるのかな、、、スコアだけでも見たいところです。
このCDはイルミネーションズの他にも、どの曲も良いです、きれいな音で、纏まりもあって。うらやましいくらいに、いい仕事されてます。
【指揮棒】カーボンシャフトのピックボーイ指揮棒
私は指揮棒を2本使い分けています。1本は短いもの。もう1本は私にとってベストな長さの指揮棒です。
短い指揮棒は、狭い練習場ではちょうど良く、また私の癖でテンポを合わせる際に指揮棒で譜面台を叩いてしまうので、いつ破損しても良いように価格的に安いグラスファイバーシャフトのものを使っています。
長い指揮棒は本番や通し練習用に使っています。長いと言っても380mmの長さ。指揮棒は腕の延長なので、長くなってくるとアクションが大きく見えてきます。ただ、長くなると強いアクション、強い打点を示すと、指揮棒の先端がブレてしまうので打点が見にくくなる。結果、合奏のテンポやリズムがズレてくる可能性があります。そのため、指揮棒の重量はできるだけ「軽い」ことが望まれます。もちろん打点の表現は千差万別なので気にしなくても問題は無いのですが、一応そのあたりを念頭において2本持ちにしています。
長くて軽い方の指揮棒はカーボンシャフトのものを使っています。値段は、、イイ値段です。グラスファイバーシャフトの4〜5倍程度します。
グリップはコルクを選んでます、木製もありますが、しっかり握れるコルクが好きです。
そろそろ春に向けて選曲中。数曲、指揮棒を振ることになるので、しっかり勉強するつもりです。
【CD】「The Wind Music of Jan Van der Roost Vol1」:ロースト初期の作品集。今となっては貴重な録音。
Jan Van der Roost(ヤン・ヴァン・デル・ロースト)の作品集です。1997年にリリース、当時ローストの曲はまだ注目されていなかったと思います。販路拡大のためのアルバムなのかな?と思うくらいに、内容が充実しています。Puszta、Mercury、Flashing Winds、Spartacusと、吹奏楽あるあるくらいに有名になった曲が揃ってます。演奏は海外の空軍音楽隊で、とてもうまいです。
私は中でもCeremonial Marchが好きです。たしか、ローストの友人の結婚式用に作曲されたような、気がします。中間部trioからの盛り上がり方がとても気に入ってます。
【CD】TKWO「パリのスケッチ」
TKWOこと東京佼成ウインドオーケストラの2000年リリースアルバム。タイトルがとてもお洒落です。エレビーの「パリのスケッチ」は4楽章編成で、それぞれフランス語でパリの情景のサブタイトルが付けられています。東京佼成ウインドオーケストラとボストックの指揮のコンビは正確かつ綺麗に音楽表現していて、曲の情景とピタリ一致しています。都会的なお洒落と、喧騒的、そして華やかに表現しています、良い曲です。
私の中でもう一つの目玉はアッペルモントの「ノアの箱舟」。これも4楽章編成で、ノアの箱舟のストーリーに合わせた形で描かれてます。嵐の前の豊かさ、箱舟で嵐を乗り越える場面、乗り切った後に空から太陽が射してくるような場面。ノアの箱舟の印象そのままが音楽で描かれていて、東京佼成ウインドオーケストラの演奏もとても丁寧でした。
Appleのサイトでサンプル音源が聞けるようなので、リンクを付けておきます。
演目
- パリのスケッチ~シンフォニック・オーケストラのためのオマージュ(エレビー)
- ディヴァージョンズ~スイスのフォークソングによる変奏曲(スパーク)
- 祝祭のための音楽(スタニェク)
- アウェイデー(ゴーブ)
- ノアの箱舟(アッペルモント)
- ドルイド~ある神秘的記憶(ルディン)
【壊れた】サックスが落下したらどうなったか。
ソプラノサックスの写真を撮って、よしよしブログにアップできるぞ、さて片付けようしまおうと、ケースに入れました。そしてケースを持ち上げた途端にゴロンと中身が飛び出てしまいました。
はい。ケースに入れてロックをしなかったのです。どんがらがらと転がり落ちた結果、これです。写真中央(左手高音のDキー)が写真正面左側へぐっと、ありえない方向に曲がりました。さらに写真では載せてませんが低音側も少しだけ曲がって、低音が出にくくなりました。
ハハハハ。もー涙です。入院確定っす。あー、ブログのために写真撮らなければこんなことには。。。。くっ。。
VandorenのOptimumマウスピース
4年くらい前に購入したアルトサックスのマウスピース、VandorenのOptimum AL3です。購入する前まではSELMERのS90を使っていましたが、私の師匠がAL3を使っていたので奮起して購入した次第。管楽器奏者にとってマウスピースを交換することは一大イベント、音色に起因する要素満載のパーツなので、選定はとても重要です。ほんとにマウスピース一つで息の使い方、音色、全て変わります。楽器本体よりも変わるかもしれません。
AL3については、まず品質はすごくいい。触って持ってみると、とてもきれいで、ずっと触っていたいです。艶がまた良いのです。それから細部にわたって彫り込みが丁寧。ピチッと削られている。品質の高さが伺えるのです。息の入れやすさは、若干抵抗あるものの、すっと、吸い込まれる感じで入る。AL3でもっとも好きなところは、フェイシングがなだらかなことです。すなわち、口に対して鈍角な角度で入ってくる。薄いのです。厚みがあると鋭角になりがちですが、鈍角なために口の口角筋でマウスピースをしっかり支えることができる。SELMERのConceptも同じ路線ですね。写真でわかるくらいの鈍角さです。このマウスピースにリードはVandoren青箱3 1/2。組み合わせは良く、今のところ飽きのないセッティングになっています。
VandorenのOptimumリガチャー
アルトサックスに使用しているVandorenのOptimumリガチャーです。3枚の交換式プレッシャープレートが付いていて、交換することで音色の変化が楽しめるというものです。
私は縦2ラインのプレートを使っています。音の輪郭がはっきりしてコンサートホールでもしっかり響いてくれます。上下2ライン、四方4点は普段使うことは無いですが、ポップスを吹くときは四方4点でクリアでライトな音色を楽しんでいます。
もう一つの特徴はねじ止め1本で左右均等に締めてくれる特殊な構造。リード交換が楽になるし、左右の圧力を気にせずにビシッと締めてくれます。音色も使いやすさも、そして価格もちょうど良いです。マウスピースがVandorenのOptimum AL3なので、相性もバッチリです。この組み合わせはオススメできます。
ソプラノサックスのマウスピース
10年ほど使い込んだSELMERのC☆☆を処分し、新しくSELMERのConceptを購入しました。C☆☆と比べると明らかにオープニングが狭いため、息の量は余ります。ただ、音色は今までに無い艶というか、溶けてしまうような音色。でも遠鳴りして芯はある。しかもピッチコントロールもしやすい。
他に購入時に試奏したマウスピースはVandorenのOptimumのSL3/SL4でしたが、特にSL3は良かった。実はアルトサックスの方がVandorenのOptimumだったので、SL3/SL4狙いでしたが、もうConceptを試奏した瞬間に「これはConceptを買いだ!」と思ってしまいました。それくらい、頭をガンと叩かれたような衝撃でした。クラシック派のサックス吹きの人は要チェックのマウスピースだと思います、オススメします。
ネットの前評判では個体差が大きいとのことでしたが、私が吹いた個体類は似ていて、品質の良さを感じました。
15年もののソプラノサックス!
ソプラノサックスです。日本が誇るサックス専業メーカーYanagisawaのS-991です。サックスアンサンブルのために購入したものです。15年経つと至る所のラッカーがはげてしまって、真鍮の金属がもろに出てます。特徴は当時としては珍しく、ネックが取り外しできて、ストレートとカーブドの2本のネックが付属していることでした。
この交換パーツがガジェット心を打つのですが、結局使い勝手の観点で、上記写真右側のカーブドネックばかり使っています。
15年前、このようなカーブドネックはまだまだ珍しい存在だったと思います。SELMERのSERIE3でカーブドネックが出て、YAMAHAもカスタムで登場しましたが、Yanagisawaが先駆者です。素晴らしきメイドインジャパン。しかも価格がお手頃でした。
大きな癖も無くて、気持ちよく吹ける。当たり前のことがしっかりとできる楽器です。つい先月にYanagisawaの新シリーズが出ました。とても注目してます、試奏したいものです。