3児パパの記録

書評、ガジェット、サックス、子育て等、日々思う事を書きます

読書

米澤穂信 氷菓を読みました

面倒臭がりの主人公折木奉太郎が、古典部の部員と共に、ちょっとした謎かけ、古典部の過去の事件を解いていく物語でした。高校生がしゃべるとは思えない難しい単語、会話、思考で、ちょっと現実離れしすぎかなあと思いましたが、小説の世界ですから、それは…

石田三成を想う

新幹線に乗ってます、佐和山城跡を通過。のどかな田園風景、決して広い土地ではないけど、石田三成はここで治世を目指したのだなあと、想い馳せると感慨深い。歴史小説の読み過ぎかなあ?司馬遼太郎が好きなのでよく読むのですが、関ヶ原なんかは、徳川家康…

伊坂幸太郎著「チルドレン」は子供時代のヒーローがいる。

伊坂幸太郎著「チルドレン」を読みました。2年に渡って小説現代で掲載された5本の物語をまとめた本。物語毎にナレーターはかわり、年代もかわりますが、登場人物は同じ。ヒーローを思わせる陣内がカッコよかった。以下引用は陣内の言葉です。子供による非行…

異常な殺人者たちの気持ちが出ている?伊坂幸太郎著「グラスホッパー」

伊坂幸太郎著「グラスホッパー」を読みました。平成19年に文庫化されたようで、その電子書籍版を読みました。 殺人者たちの物語 主な登場人物は殺し屋の蝉、自殺屋の鯨、押し屋の偽家族、いわゆる悪徳商会の寺原、劇団、そして復習を計画する鈴木。人を死に…

SOSの猿を読んだ。張り巡らされた伏線がスゴイ。

読みました。最近は伊坂幸太郎さんの作品を中心に読んでます。伊坂作品は伏線の数が多く、そして近年は主役が持つ特殊能力が面白いのです。 西遊記の要素を取り込んで、ミステリー感覚を掘り下げている。 西遊記とリンクしています。私のように、「ドラえも…

教える技術とはどのような技術か?

私は技術系の会社を10年以上勤めていまして、ぼちぼち部下や新人と共に仕事しています。仕事を素早く、効率的に進めるためには、部下が早く一人前に成長してほしい。自分が楽するためにも。私が楽になれば、また別の仕事に着手しやすくなり、組織として効率…

アヒルと鴨のコインロッカーの時間軸に揺さぶられた

伊坂幸太郎さんの伏線は毎度驚かされる。綿密にミステリーの伏線を張って回収するのだか、アヒルと鴨のコインロッカーは読者を時間軸で揺さぶり、はじめは物語の軸が掴みにくかった。過去、現在と行き来して、最後は過去の状態で未来を予測し、回収する。す…